Le Rouge et Le Noir ・・・<赤と黒> [Poem]
photo/ こうちゃんさん /http://canon-eos1v-hs.blog.so-net.ne.jp/
Le Rouge et Le Noir ・・・ <赤と黒>
黒い森の頂に
凍える月の 輝き満ちて
全ての音を 消し去るとき
我が身の愚かさを 知る ・・・
満ち欠けのある
月に懸けた誓いなど
何の頼りになりましょう
心は 移ろいゆくものと
知っていたではありませんか
離れし心を
牢獄に繋ぎ留めんと
綴りし文の偽りは
我が胸を 焼けども
氷の扉は 閉ざされたまま ・・・
今回の詩のモチーフは、スタンダールの「赤と黒」からのイメージです。
9月のお月様シリーズは、ひとまず完了。10月はハロウィンシリーズかな?
今回もお借りしたこうちゃんさんの写真、お月様じゃなかったですねw
でも、スタンダールの情熱を感じさせる素敵な写真だったので・・・
まあ、僕も愚かな一人です、
嫉妬、限りない欲望、プライド・・・・・
人間は古代から、愚かな存在だった・・・
最近、得にそう、思いますよ。
by こうちゃん (2008-09-30 00:49)
echoさん、刹那すぎます・・・・。
急に寒くなって黄昏れますね。^^
by Yuki (2008-09-30 09:59)
読みながら・・・愚かだった自分を
ふと想い出してしまいました。
でもその時にはそうするしか
なかったんですけど・・遠い昔の話です。
by kuwachan (2008-09-30 12:17)
学生時代、文学青年だったころ読んだんですが、もう忘れちゃいました。
純文学はたくさんの人(私も含め)の切ない心に繋がってくれますよね。
by umi-_-yas (2008-09-30 14:01)
満ち欠けのある
月に懸けた誓いなど
何の頼りになりましょう
これ…ロミオとジュリエットのバルコニーシーンの
ジュリエットの台詞に似ていますね。
誓いをたてるのは苦手…守れないのは嫌だから。
by laysy (2008-10-01 22:21)
切ないですね・・・。
by ryuchan7777 (2008-10-02 00:08)
いい詩ですね。
写真をより引き立てていますね。
素晴らしいです。
by mitu (2008-10-02 15:03)
「離れし心を、追うなかれ。それは不幸を追い求めるようなもの。」と
まあ僕は、自分の経験から思います。
独特のテンポのある詩ですね。
スーッと心に入ってきましたよ!
by kazenotomo (2008-10-03 11:16)
☆こうちゃんさん☆
分かっていても、簡単には煩悩から開放されないのが、人間かも。
だからこそ、珠玉の文学も生まれるのでしょうね。
「不倫は文化」もあながち間違いではないのかもw
☆Yukiさん☆
洋の東西を問わず、時代を超えて、刹那に生きるのが恋?
かもしれませんね。
☆kuwachanさん☆
分かっていても、恋の迷路を彷徨ってしまう愚かさ・・・
でも、それも過ぎてみれば愛しい自分になるのかも。
☆umi-_-yasさん☆
この時代のフランス文学は素敵ですよね。
私も学生時代にはずいぶん嵌りました。嵌りすぎて現実逃避になる危険もありますがw
☆laysyさん☆
守られる効力の無い誓いでも、空手形を切るように交わしてしまう・・・
それも恋の愚かさでもあり、また魅力なのかも。
☆ryuchan7777さん☆
想いだしますか?
☆mituさん☆
ありがとうございます。こうちゃんさんの写真に触発されました。
本当はお月様じゃないけれど、スタンダールの小説が浮かんできて・・・
コラボさせていただきました。
☆kazenotomoさん☆
分かっているのに・・・逃げられると追いたくなるのも習性?
結果はさらに傷つくと知っているのに・・・ある意味、自虐行為ですねw
by echo (2008-10-03 15:09)
素晴らしい詩です♪
ワタシはストレートなやつしか書けません〜^^;
by 吟遊詩人41 (2008-10-04 00:46)
おはようございます。
ご訪問ありがとうございました。
ニャンコお好きなら
また 遊びにきてください。
by 空楽 (2008-10-04 08:16)
ご無沙汰しています。
また伺いますねー。
by novo (2008-10-05 07:58)